1. 安心・安全な街をめざして

安心・安全な街をめざして safety

日比谷線・千代田線の「日比谷」駅をつなぐ地下バリアフリー動線

「東京ミッドタウン日比谷」では、開発に合わせて日比谷線日比谷駅と千代田線を結ぶ新たな地下通路を新設。合わせて、地下通路につながる、約1,200㎡の地下広場「日比谷アーケード」も整備。また日比谷アーケードは、日常的に快適な歩行環境を提供するだけでなく、災害時には帰宅困難者の一時避難場所としても利用されます。

三信ビルディング
日比谷三井ビルディング
日比谷駅間を地下広場に
日比谷駅間を結ぶ通路を地下広場として整備。地下広場の両側に店舗を設けることで賑わいのある明るい空間を創出。

新世代の制震構造を導入

地震による建物の振動エネルギーをダンパーの制震効率を高めるアシスト力として利用し、世界最高の制震効率を達成する新世代の制震装置「HiDAX-R」を導入(開発:鹿島建設)。一般的な耐震構造と比較し揺れ幅を半減。揺れが収まるまでの時間を劇的に短縮することで、高い耐震安全性能と事業継続性を提供します。

災害時の帰宅困難者受入れ機能を強化
新世代制御オイルダンパーを採用
建物用制震ダンパーとして、世界初となる振動エネルギー回生システムVERS(Vibration Energy Recovery System)を搭載した新世代制震オイルダンパー「HiDAX-R(Revolution)」を採用。

災害時の帰宅困難者受入れ機能を強化

災害時に予想される数多くの帰宅困難者を受け入れる空間を整備するなど、防災対応力の強化に貢献します。具体的には、約5,000㎡の帰宅困難者の一時滞在施設を整備。災害用備品を保管する備蓄倉庫(約200㎡)を確保し、約3,000人の帰宅困難者を受け入れることができます。さらにデジタルサイネージ等を利用して、帰宅困難者に災害時の情報提供などを行います。

安定的なエネルギー供給

災害時の電力供給の自立性を高める取り組みとして、オイル、都市ガス双方に対応したデュアルフューエル型非常用発電機を導入。ガス供給は耐震性能に優れた中圧管で行います。さらにガスコージェネレーションシステムの導入など、高効率で自立性の高いエネルギーシステムを採用しています。また集中豪雨時等の浸水対策として、主要設備(デュアルフューエル型非常用発電機、ガスコージェネレーションシステム、DHCサブプラントなど)を建物地上部に設けたほか、地下機械室等にも水密扉を設置。様々な災害に対し、自立安定的なエネルギー供給が実現できるシステムを導入しています。

安定的に電源を供給