1. デザイン

デザイン design

鹿鳴館の記憶と豊かな緑に祝福された“ダンシングタワー”

「東京ミッドタウン日比谷」のマスターデザインには、日比谷の地歴に加え、日比谷公園の緑との連続性や眺望を活かす計画を採用。建物の外装は頂部や壁面に柔らかなカーブを取り入れて、どこから見ても目立つランドマークとして唯一無二の存在感を発揮します。かつて日比谷にあった鹿鳴館から受けたインスピレーションは、設計当初からのアイデアです。舞踏会で男性と女性がダンスをするイメージがデザインの原点。そこから生まれた“ダンシングタワー”というコンセプトを体現すべく、ビルの柔らかなファサードを決定しました。また低層部では三信ビルの外装のエッセンスを取り入れ、石造りの品格ある優美なファサードを表現しました。
(マスターデザインアーキテクト:ホプキンスアーキテクツ)

鹿鳴館の記憶と豊かな緑に祝福された“ダンシングタワー”
外装デザイン
  • サイモン・フレーザー
    東京ミッドタウン日比谷 設計責任者
    ホプキンスアーキテクツ
    サイモン・フレーザー
    イギリスを代表する建築事業所として世界で知られるホプキンスアーキテクツ。その中でも、優れたスケッチと的確な表現力で注目され、現在はイギリス国内外の国際的な大規模プロジェクトのデザイン、およびドバイオフィスの責任者を兼務し、世界的な建築デザインの視点から時代をリードするデザイナーとして活躍。
  • 星野裕明
    東京ミッドタウン日比谷 デザインディレクター
    ホプキンスアーキテクツ
    星野 裕明
    ホプキンスアーキテクツロンドン、ドバイ事務所にて、プロジェクトディレクターとして、サイモン・フレーザーとともにヨーロッパ、中東、日本のプロジェクトをデザイン。現在、ホプキンスアーキテクツ日本代表、世界を知る建築デザイナーとして東京を拠点に活躍。
日比谷通りファサード
低層部はアールデコ様式の建築物として建築美が高く評価されていた「三信ビルディング」の石張りの壁面イメージを踏襲。品格ある外装デザインを実現した。
日比谷ステップ広場
スペイン広場を想起させる階段のある劇場型の空間。円形広場を見下ろすステップも緩やかな曲線で表現される。

オフィス共用部環境デザインについて

オフィスの共用部は、“ダンシングタワー on the stage”をコンセプトとしてデザインされており、主役であるオフィスワーカーが高揚感を得られる華やかな空間を演出し、オフィスフロアの玄関口となる「スカイロビー」では、2層吹き抜けの圧倒的な大空間と眼下に広がる日比谷公園や皇居外苑の大パノラマを享受できます。また、金属パネルが持つリズム感と格調高い石張り床のストーンカーペットにより、モダンでエレガントなインテリア空間が広がります。(オフィス共用部環境デザイン:株式会社イリア)

9階スカイロビー
9階スカイロビー
1階オフィスエントランス
1階オフィスエントランス

商業環境デザインについて

商業の共用部は、“劇場空間都市”をコンセプトとしてデザインされており、芸術文化・エンターテインメントの聖地である日比谷にふさわしい、大人の魅力にあふれた明るく華やかな空間を創出。伝統的な劇場空間を参考にした3層吹き抜けの「アトリウム」は、柔らかなカーブを描いた優雅な空間が広がり、様々なイベントで賑わいます。
また、地下のアーケードには、かつてこの地にあった「三信ビルディング」のアーケードをモチーフに、モダンなデザインで再構築することで、街の記憶を継承しています。(商業環境デザイン:株式会社乃村工藝社)

アトリウム
1階アトリウム
日比谷アーケード
B1階日比谷アーケード